全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　苛性ソーダを始めとする化学製品を手がける日本曹達（東京都千代田区大手町　石井彰代表取締役社長）が、上越市内で計画の二本木工場増築工事は、設計施工一括で日曹建設が受注し、このほど着工した。
　製造棟、渡り廊下、事務所棟を建設するもので、規模はＳ造４階建て延べ４３４８・７９平方メートル。完成後の全体の延べ床面積は１１万３４２５・１９平方メートルとなる。場所は中郷区藤沢９５０。約５０億円を投じてラインを増設し、約３０％の生産能力向上を図る。医薬品添加剤のなかでも固形製剤の結合材として使用される「ＮＩＳＳＯ　ＨＰＣ」の生産能力を増強し、旺盛な需要に対応する。２０年秋ごろの完成、２１年度上期の営業運転開始を目指す。建築・土木関連工事を日曹建設、プラント関連工事を日曹エンジニアリングが担当する。
　同社は、アグリビジネス、医薬品事業、機能性科学品事業、環境科学事業などを通し、健全な資源循環の実現に貢献しており、２０年に創立１００年を迎える。