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　県警察本部は「旭警察署庁舎建設工事基本設計業務」を榎本建築設計事務所（千葉市中央区長洲２―８―５）に委託することを決めた。19日に開札した簡易公募型指名競争入札に８者が参加し、同社が予定価格３４１６万６０００円（消費税抜き）に対して３１８０万円（同）で落札した。調査基準価格は２７２４万６０００円（同）だった。工期は２０２０年３月19日まで。
　旭警察署は、建築後40年以上が経過し、老朽化・狭あい化が著しいことから、治安維持、災害発生時の活動拠点としての役割を担うため、国道１２６号沿いの現地（旭市ニ１―１）で建て替える。建物は庁舎棟と車庫棟で構成。建物規模は、庁舎棟がＲＣ造５階建て延べ約３０００�u。車庫棟はＳ造一部ＲＣ造２階建て延べ約７００�u。既存庁舎は１９７６年７月の竣工で、規模がＲＣ造３階建て延べ１０９９・94�u。施工は阿部建設。
　事業スケジュールは、本年度に基本設計、20年度に実施設計を行い、21年度に着工、22年度での完成を計画。総事業費は約19億２１００万円を見込む。
　このほか、本年度は「館山警察署庁舎建設工事実施設計業務」を公募型指名競争入札で発注し、千都建築設計事務所（千葉市美浜区真砂３―１―２）が予定価格１億５９８万４０００円（消費税抜き）に対し、８４９０万円（同）で落札した。履行期限は20年２月27日まで。
　事業スケジュールは、本年度で実施設計を行い、来年度の着工。21年度の完成を目指す。総事業費は約26億９７００万円を見込む。
　館山警察署は建築後40年以上を経過し、老朽化、狭あい化が著しく、敷地が狭いことによる慢性的な駐車場不足が発生していることから移転改築を行う。
　新庁舎の建設地は、治安維持、災害発生時の活動拠点としての役割に加え、館山バイパスに面する立地条件から、旧安房南高校跡地（館山市北条６１１）を予定している。同敷地は、現場への急行の利便性が向上するほか、地域住民、観光客からもわかりやすい立地から移転先に決まった。
　建物は庁舎棟と車庫棟で構成。規模は延べ約５０００�u。構造は庁舎棟がＲＣ造５階建て、車庫棟がＳ造一部ＲＣ造２階建て。基本設計は昨年度、千都建築設計事務所が担当した。