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建通新聞社(東京)
2019/07/29

【東京】都 桐ケ丘高校改築基本設計、プロポ手続き開始

 東京都財務局建築保全部は7月29日、「都立桐ケ丘高等学校(31)改築及び改修工事基本設計」の設計者選定に伴うプロポーザル手続きを開始する。老朽化した既存校舎を解体して延べ床面積約1万3000平方bの校舎棟と体育館・武道場を新築するとともに、プール棟を改修する計画。8月5〜9日に参加表明書を受け付け、23日に技術提案書の提出を要請。提案内容の審査とヒアリングを行って設計者を特定し、10月31日の見積もり合わせを経て業務を委託する。2022年度の着工を目指す。
 チャレンジスクール(単位制総合学科高校)である桐ケ丘高校(北区赤羽北3ノ5ノ22、敷地面積2万6939平方b)には、既存の建物として▽鉄筋コンクリート造4階建て延べ6027平方bの北校舎棟▽同造4階建て延べ3535平方bの南校舎棟▽同造3階建て延べ2340平方bの体育館・武道場▽同造2階建て延べ769平方bのプール棟―などがある。01年完成のプール棟を除き建物や設備の老朽化が著しいため、グラウンドに仮設校舎を設置した上でプール棟以外の建物を全て解体し、建て替える。
 想定する建物規模は校舎棟が延べ床面積1万0838平方b、体育館・武道場が同2272平方bで、200台収容の駐輪場も整備する。
 今回委託する基本設計業務の中で、敷地の条件(用途地域は第1種中高層住居専用、建ぺい率60%、容積率150%)や法令上の規制などを踏まえ、最適な施設の配置や構造・規模、施工計画などを絞り込む。納期は20年12月10日。参考業務規模は約8000万円(税込み)。
 基本設計の完了後に実施設計に移行し、22年度中に取りまとめる。並行して21〜22年度に仮校舎を整備した上で、22年度中に既存校舎を解体。22〜26年度に改築工事(グラウンド整備を含む)を実施する予定。

提供:建通新聞社