国土交通省名四国道事務所は、西知多道路東海ジャンクション(JCT)の整備で、荒尾高架橋と荒尾OFFランプ橋梁の詳細設計の一般競争入札を行い、オリエンタルコンサルタンツ中部支社(名古屋市中村区)と協和設計名古屋支店(名古屋市中区)にそれぞれ落札決定した。納期は2020年2月28日。本年度の設計では他に、Fランプ橋梁を長大名古屋支社(名古屋市中村区)、平面道路詳細設計をセントラルコンサルタント中部支社(名古屋市中区)にそれぞれ委託、東海JCT部の残る主要構造物設計となる荒尾ONランプは、第3四半期に委託する方針だ。
荒尾高架橋は、JCT部から南側の荒尾インターチェンジまでの本線橋梁。5径間連続少数版桁で橋長は約500b。幅員は15b(2車線+路肩、中央部は壁構造で分離)。
荒尾OFFランプは、単純プレビーム合成桁+7径間連続少数版桁で、全体の橋長は約370b(30b+340b)。ONランプも同構造。OFFランプは、東側の企業立地区画に近接した区間に整備するため、設計を先行させて、関係者協議を進める方針。ONランプ側は、国道247号と鉄道に挟まれた箇所に整備する。
Fランプ橋梁は、中部国際空港から大阪方面に向かう橋梁で、鋼3径間少数版桁+鋼3径間箱桁橋。橋脚は張り出し式。橋長は約310b。幅員は8b程度(1車線+路肩)。
平面道路は、JCT部から南側の延長1・3`が対象。現道4車線部の中央部などにランプ橋を設けるための道路拡幅設計と、平面道路とランプ橋を接続する擁壁の詳細を決める。擁壁は、U型(高さ6〜9b程度)2基、L型(同2〜6b程度)2基、重力式(同1〜2b程度)2基。
提供:建通新聞社