東京都住宅政策本部東部住宅建設事務所は7月26日、「都営舎人六丁目団地(第1期)基本設計及び(全体)基本計画」の業務委託先の特定に向けたプロポーザル手続きを開始する。老朽化している18棟941戸の既存アパートを段階的に解体し、3期に分けて約850戸に建て替える計画で、全体計画を策定するとともに、第1期として整備する250戸の住宅の基本設計をまとめる。8月5〜22日に参加表明書と技術提案書を受け付け、提案内容の審査とヒアリングを行って設計者を特定。9月26日の見積もり合わせを経て設計作業を開始する。
舎人(とねり)六丁目団地は、都営舎人町アパート(足立区舎人6ノ13他、敷地面積6万2340平方b)を建て替えて整備する。既存の住宅は鉄筋コンクリート造5階建ての住棟を中心に18棟(941戸)配置しており、保育園2カ所や区民センターなども入居している。昭和40〜50年代に建設した建物で、設備も含め老朽化が進行しているため、3期に分けて約850戸の規模に建て替える。
今回の業務の中で、新たな団地全体の大まかな施設配置などを検討して基本計画をまとめるとともに、第1期として整備する住棟の施設概要を固める。
第1期では、敷地の区域中央西側にある12号棟と13号棟(いずれも5階建て55戸)の2棟を解体し、その跡地に鉄筋コンクリート造の約250戸の住宅を新築する。付帯施設として住棟内集会所約150平方bや駐輪場、駐車場、ポンプ室などを整備する。
第1期の敷地面積は9840平方b。用途地域は第1種住居地域と第1種中高層住居専用と準住居で、建ぺい率は60%、容積率は300%と200%。
業務履行期間は契約日から90日間。参考業務規模は約1800万円(税込み)。
提供:建通新聞社