新潟県農地部農地計画課は19年度、河井地区(新潟市西蒲区)経営体育成基盤整備事業に新規着工する方針だ。事業費20億7900万円を投じ、区画整理106・7ヘクタールを推進していく。26年度の完了を目指す。
将来の地域農業の核となる経営体(担い手)を育成するため、効率的で安定的な農業経営を行うことのできる生産性の高い基盤整備を推進する。用水路は2級河川飛落川の水量が安定していないことから、地区内は土水路、用排兼用水路で漏水により維持管理や水管理に苦慮しパイプライン化により用水の節減と配水管理の合理化を図る。排水は渠底が浅く、転作の導入が困難であり、コンクリート2次製品や管排水路整備を行うことで維持管理の軽減に努める。
工事概要は整地工106・7ヘクタール(工事費3億100万円)、道路工支線他L=14・1キロ(同1億2900万円)、用水路工支線他L=17・4キロ(同6億1800万円)、排水路工支線他L17・4キロ(同4億7100万円)、暗渠排水工・本暗渠106・7ヘクタール(同3億1100万円)のほか、測量試験(同9700万円)、換地(同8500万円)など。受益面積106・7ヘクタール。関係土地改良区は西蒲原土地改良区。