長浜市は、今年度事業で市内にある橋長2b以上の橋梁1172橋すべてを対象とした「長浜市橋梁長寿命化修繕計画」の策定作業に取り組む。
これは、長浜市が管理する橋梁(橋長2b以上)において、平成27年度より実施している近接目視による橋梁点検の結果を踏まえ、平成25年度までに策定された橋梁長寿命化修繕計画の計画策定の見直しを行うもので、橋梁の維持補修および点検時期、予算の平準化を含め、今後の計画を策定していく。
長寿命化修繕計画の対象となる1172を数える橋梁の内訳は、橋長が200b以上となるL210・6bの湖北町にある「福橋」をはじめ、高月町にあるL180・8bの「雨之森橋」とL180bの「富永橋」、湖北町にあるL121・9bの「寿橋」の3橋(橋長Lが100b以上200b未満)。
このほか、橋長が50b以上100b未満の橋梁が23橋、15b以上50b未満の橋梁が128橋、10b以上15b未満が70橋、5b以上10b未満が236橋、2b以上5b未満が711橋となっている。
これらの橋梁について、それぞれ健全度の評価(点検結果の評価)をはじめ、劣化予測(損傷の進展予測)や修繕工法の検討、LCC算定と予算計画、長寿命化修繕効果の検討(LCC比較)などを行い、長寿命化修繕計画を取りまとめていく。
計画策定に係わる業者選定については、近く担当コンサルを決め(一般競争入札・8月5日開札)、今年度内の完了を目途に業務を進めていく予定。
なお、市内1172橋の橋梁すべてを対象に平成26年度から5ヵ年サイクル(5年に1回の周期)でスタートした橋梁長寿命化事業の橋梁点検業務では、2巡目となる今年度に市内の240橋を対象に橋梁の点検業務を予定。橋梁長寿命化計画に基づき計画的に修繕等を実施することにより、橋梁の長寿命化を図り安全な通行を確保するとともに、橋梁の維持にかかる全体のコスト縮減を目指す。
提供:滋賀産業新聞