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建設経済新聞社
2019/07/23

【京都】平成30年度の総合評価競争入札 簡易型の35件で逆転現象

 京都府は22日、令和元年度第2回総合評価競争入札委員会(委員長・谷口栄一京都大学名誉教授)を開き、平成30年度総合評価競争入札(簡易型)の試行状況などについて報告した。
 平成30年度総合評価競争入札(簡易型)の試行状況によると、土木一式の技術重視型は20件(12件。カッコ内は平成29年度。以下同じ)で、平均参加者が4・0者(8・2者)、平均落札率が89・8%(89・8%)、逆転件数8件(8件)、くじ発生件数0件(1件)。
 土木一式の地域活性型Aは128件(89件)で、平均参加者が4・7者(7・7者)、平均落札率が90・5%(89・7%)、逆転件数23件(36件)、くじ発生件数8件(5件)。
 土木一式の地域活性型Bは3件(2件)で、平均参加者が1・7者(10・0者)、平均落札率が92・3%(88・5%)、逆転件数0件(1件)、くじ発生件数0件(1件)。
 舗装の技術重視型は2件(1件)で、平均参加者が7者(23者)、平均落札率が88・7%(88・9%)、逆転件数0件(0件)、くじ発生件数0件(0件)。
 舗装の地域活性型Aは3件(4件)で、平均参加者が19・3者(10・5者)、平均落札率が88・6%(89・0%)、逆転件数2件(2件)、くじ発生件数1件(1件)。
 舗装の地域活性型Bは12件(2件)で、平均参加者が8・6者(12・5者)、平均落札率が87・7%(88・1%)、逆転件数1件(1件)、くじ発生件数7件(1件)。
 建築一式の技術重視型は0件(0件)、建築一式の地域活性型Aは0件(0件)、建築一式の地域活性型Bは0件(0件)。
 建築設備の地域活性型は3件(5件)で、平均参加者が7・3者(9・4者)、平均落札率が91・5%(90・6%)、逆転件数1件(1件)、くじ発生件数1件(0件)。
 平成30年度の合計件数は171件(115件)で、平均参加者が5・1者(8・2者)、平均落札率が90・2%(89・6%)、逆転件数35件(49件)、くじ発生件数17件(9件)
 逆転数は35件(49件)で、内訳は入札額順位の2位が12件(11件)、3位が5件(8件)、4位以下が18件(30件)。
 総合評価の標準型については、桂川右岸流域下水道幹線管渠工事(雨水南幹線和井川接続施設管渠)が参加者数5者で、落札率が90・2%。
 木津川流域下水道洛南浄化センター建設工事(水処理施設)が参加者数2者で、落札率が98・4%。
 このほか、新設特別支援学校(井手地区)校舎新築工事(主体工事)について「総合評価落札方式として、公告したが、応札者2社のうち、1社が辞退し、入札を取り止め」「その後、再公告し、1社が応募したが、予定価格と1割以上の開きがあり、再入札を通知したが開きが大きく辞退したため、不調となった」「その後、予定価格を再照査し、次回議会に間に合うよう一般競争入札で公告した」などと経緯を報告した。なお同工事の開札日は8月23日。
 その後の平成30年度抽出事案報告は非公開で行った。