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建通新聞社四国
2019/07/23

【愛媛】協同組合クリーンプラザの焼却施設 20年12月着工へ

 協同組合クリーンプラザ(四国中央市妻鳥町3048ノ2、長野雄二理事長)は、製紙スラッジ(産業廃棄物)の焼却施設を更新するため、環境影響評価の作業手続きを進めており、2020年12月の着工を目指している。更新事業に係る環境影響評価準備書を作成し、縦覧を開始するとともに、26日に愛媛県紙パルプ工業会館(四国中央市川之江町)で説明会を開く。今後は、「準備書」を基に住民への計画の縦覧や法律に基づく審査を経て「環境影響評価書」をまとめ、事業実施する。完成予定は22年6月。
 新施設の建築物は、工場棟、煙突、事務所など。処理能力は6250`c/時(150d/日)、焼却炉形式は撹拌吹込連続一段炉、処理方式は全連続燃焼方式、排ガス処理方式はバグフィルタろ過方式、煙突高は20b、乾燥方式は撹拌機付回転乾燥機方式。
 クリーンプラザは、四国中央市内の中小製紙会社から発生する製紙スラッジ(産業廃棄物)の適正処理を目的として、1974年に設立され、現在20社の組合員を有している。これまで、製紙スラッジの焼却施設として、75年12月に三島工場(焼却能力50d/日)を、76年2月に川之江工場(焼却能力75d/日)を設置し、中間処理を行ってきたが、稼働後40年を超え老朽化が進んでいることから、川之江工場の敷地内に新焼却施設の更新設置を計画した。四国中央市妻鳥町3048ノ14、敷地面積は2645平方b。
 既存施設(川之江工場)の北西に新施設を設置。既存の焼却炉などの撤去時期、土地利用は未定。また、三島工場については原則として休止するが、新設備の定期検査時などの休止期間(年間15日程度)には稼働させる。

提供:建通新聞社