徳島県教育委員会は、「県立学校施設長寿命化推進事業」に本年度10億6400万円余りを投じて長寿命化改修を進める計画だ。対象は城ノ内高等学校など10校の校舎や体育館、格技場など。県土整備部営繕課などを通じて順次設計委託を行い、順調なら年度末までの整備着手を目指していく。
対象10校と内訳は、城ノ内・穴吹が校舎棟、城西・同(神山分校)・阿波が格技場、徳島商・小松島西・板野・川島が体育館。池田が体育館と特別教室棟。県は県立学校施設長寿命化計画(2018年3月に策定)に基づき、おおむね20年周期で計画的に学校施設の機能回復を図るなど、予防保全(修繕・改修)を進めることにしている。
整備内容は防水改修や外壁改修、設備機器交換の他、防災・安全対策、バリアフリー化、省エネ化など多岐にわたる。また、多目的トイレの整備等機能向上も図ることにしている。
本年度対象の規模など概要(7月17日時点)は次の通り。
▽城ノ内-校舎北・南棟(北棟が鉄筋コンクリート造4階建て(一部2階)延べ5822平方㍍、南棟が鉄筋コンクリート造4階建て(一部2階)延べ4117平方㍍)
▽城西-格技場(鉄骨造2階建て延べ496平方㍍)。設計を7月22日に入札
▽城西神山分校-格技場(鉄骨造平屋418平方㍍)。設計を7月22日に入札
▽徳島商-体育館(鉄筋コンクリート造2階建て延べ1799平方㍍)
▽小松島西-体育館(鉄筋コンクリート造2階建て延べ1245平方㍍)。設計を7月22日入札
▽板野-体育館(鉄骨造2階建て延べ1886平方㍍)
▽阿波-格技場(鉄骨造2階建て延べ497平方㍍)。設計を7月22日に入札
▽川島-体育館(鉄骨造2階建て延べ1404平方㍍)。設計を7月17日に入札
▽穴吹-校舎本館棟(鉄筋コンクリート造4階建て延べ3110平方㍍)。設計は11月30日までの期間で工藤誠一郎建築地域研究所(徳島市)が担当。
▽池田-体育館(鉄筋コンクリート造3階建て延べ3047平方㍍)。設計を17日に入札。特別教室棟(鉄筋コンクリート造4階建て延べ3263平方㍍)
提供:建通新聞社