高崎建設(福井市境寺町1−1)代表取締役の高崎俊二氏が、名誉ある19年度の建設事業関係功労者等国土交通大臣表彰に輝いた。
高崎氏は今回の栄誉に対し、関係者に向けて、心から感謝を表した。「私を支えてくれた色んな方々の指導や助言があったお陰。力をいただいた方々に厚く、心からお礼を申し上げます」と、感謝の気持ちを重ねた。
氏は、福井地区建設業会の要職を長く務め、「与えられた仕事を私なりに精一杯に努めてきた」と率直に振り返った。
とりわけ「15年前の福井豪雨で被災した際、地元美山地区の皆様にも力をお借りし、応急復旧に全力を挙げて取り組んだ」経験に深く感慨を示した。
地区業会の防災委員長を務める氏は、公共事業の削減が続き、建設業が苦境にある厳しい時期にも重ね「県(福井土木事務所)との防災協定に当り、住民と一緒に、福井豪雨を今後の教訓として生かすことができて良かった」と評価し「今後も建設業という生業(なりわい)の特長を生かし、災害復旧にも尽力していきたい」と社会貢献に意欲的。
国では防災や減災、国土強靭化へ関連予算を計上し「安心安全を守る建設業の役割の大きさを認識してもらって有り難い。近年は気候変動が激しく、地震もいつ起きるか分からない。業界として社会的な使命を果たしていきたい」と強調。「皆さまのお陰で、今回の栄誉を頂けました。これまでと変わらず、少しでも社会に貢献ができるよう努めていきたい」と抱負を示した。
生コンは地産地消で
福井県生コンクリート工業組合の理事長としては「県内は、北陸新幹線と中部縦貫自動車道、原子力関連の防災対策工事で生コンの出荷量はここ数年増加傾向。需要に供給が追い付かない状況ながら、極力、地産地消で生コンを供給し、品質を確保するなど、お客様の要望に応えていきたい」と強調した。
高崎俊二氏
64歳 高崎建設代表取締役 現・福井県建設業協会理事 多年、建設業に精励するとともに、関係団体の役員として地方業界の発展に寄与した。