佐倉市企画部企画政策課は「第4次佐倉市総合計画後期基本計画」に係る実施計画書案(2019年度)をまとめ、16日にパブリックコメントを開始した。実施計画は、第4次総合計画が本年度に期間満了となるため、19年度のみの計画となるが、参考として21年度までの3か年の計画を示した。3か年の一般会計の総事業費は概算758億8239万円を見込む。パブコメは今月30日まで実施している。
主要事業として、(仮称)佐倉図書館等新町活性化複合施設整備事業や小・中学校施設改築・改造事業、北志津保育園・佐倉南図書館・西志津ふれあいセンターへの空調設備ESCO事業、岩名運動公園拡張整備事業などを盛り込んだ。
佐倉図書館等新町活性化複合施設は、佐倉図書館の建て替えを核に、新町等旧佐倉地区の活性化に資する拠点施設を整備するもの。本年度に実施設計や埋蔵文化財調査、舗装撤去工事などを実施する。実施設計は、本年9月中旬までの工期で作業を進めている。同計画では本年度から3か年で建設する計画とした。
建設場所は新町40番1外地先(市営駐車場)。敷地面積は4390・70u。基本設計による建物規模はRC造(一部現場打ちプレストレス)地下1階地上3階建て延べ3688・70u(建築面積1054・52u)。実施設計は岡田新一設計事務所(東京都文京区春日1―10―1)が担当。実施計画における事業費は3か年27億127万円を見込む。
小学校施設改築・改造事業は3か年23億4986万円、中学校施設改築・改造事業には同8億2604万円を予定。老朽化した施設設備の更新や屋根・床の改修、普通教室等への空調設備の整備を行う。
橋梁維持事業には3か年11億6051万円の事業費を投入し、橋梁20橋について設計、補修工事を予定する。
岩名運動公園拡張整備事業は、長嶋茂雄岩名球場の防球ネット設置やテニスコートへの照明設備新設8基などを予定。3か年の事業費に4億2439万円を見込む。
このほか、西部地域福祉センターの空調設備更新、青菅地区学童保育所整備(19年度)、北志津保育園空調設備ESCOサービス事業、調整池改修事業、京成臼井駅北口第一自転車駐車場耐震補強工事、佐倉南図書館空調機器ESCO事業、市営住宅解体事業、井野・酒々井線外1路線道路改良事業、幹線道路整備事業、岩富・寺崎線道路改良事業(市道T―23号線)、浄水場設備修繕・更新事業、都市排水路改修事業、西志津ふれあいセンター空調設備改修ESCO事業などを予定している。
実施計画における年度別事業費は19年度254億5248万円、20年度256億5935万円、21年度247億7055万円。