備前市は、「坂根浄水場および三石第一加圧ポンプ場整備事業」に伴う公募型プロポーザルの実施方針・要求水準書を公表した。事業者の選定に向け今後、8月上旬には募集要項などを公表し、9月上旬まで参加表明書を受け付ける。技術提案書の受付期間は11月上旬で、同月下旬にプレゼンテーションを実施し最優秀提案者を決定する。12月上〜下旬で基本協定や特定事業契約を締結する。
クリプトスポリジウムなど耐塩素性病原生物に対して脆弱(ぜいじゃく)な坂根浄水場に紫外線処理施設を導入する他、老朽化が進む三石第一加圧ポンプ場の更新を計画している。この2機場の更新整備と備前市水道事業が運営する水道施設など(飲料水供給施設、簡易給水施設含む)の運転管理を一つの事業として同時に発注し、事業運営の効率化を図ることが目的となっている。
対象業務は、周辺環境の調査や測量をはじめ、基本・詳細設計、建設工事・施工管理など。坂根浄水場は取水ポンプや送水ポンプ設備、水処理棟や管理棟などの整備を、三石第一加圧ポンプ場は受水槽や送水ポンプ設備、電気計装設備や室内・場内配管などの整備を予定している。
設計と工事の期間は3年6カ月を想定している。
「提供:建通新聞社」