金沢市の山野之義市長は16日、北陸地方整備局の吉岡幹夫局長と市役所内で懇談し、国道159号東部環状道路4車線化や金沢港無量寺岸壁をはじめとする市内における直轄事業の整備促進などを要望した。
あいさつで吉岡局長は、「整備局では活力あふれる金沢をさらに魅力あるまちにすること、命と暮らしを守る・強靭化することを2本柱としている」として、具体的に金沢港南地区(無量寺)岸壁改良事業や国道159号東部環状道路、国道8号福井・富山県境部における道路改良事業といった直轄事業や、補助・交付金事業では本多の森公園、金沢城公園鼠多門、鼠多門橋などに言及した。
山野市長は「金沢港の整備も国と県により、すごい勢いで進んでおり、市としても後背地となる金石・大野地区の整備に拍車をかけたい」「金沢外環状道路では山側幹線の4車線化により、渋滞緩和を実感しているし、海側幹線も役割分担しながら取り組みたい」などと述べ、整備局の支援に謝意を伝えるとともに、さらなる整備促進に期待感を表明した。