JAえちご上越は、19−21年度を対象期間とする3カ年計画をまとめた。20年度の新井地区水稲育苗施設の新設のほか、21年度には上越営農センターの移転新築などを盛り込んだ。
20年度に計画の新井地区水稲育苗施設の新設は、各生産組合が所有する育苗施設老朽化等の課題に対応するとともに、地区内の施設を集約した広域利用施設として計画されている。また、上越市稲田地内の営農センターは、21年度の移転新築を計画。稲田の施設用地内における営農・葬祭業務の混在による課題解決に向け、組合員等の利便性の向上を図るもので、移転先は、施設の立地や敷地条件等について考慮したうえで選定するとしている。
カントリーエレベーター、ライスセンター等については、多くの施設で老朽化が進んでいることから将来的な集約・再編を目指して検討。既存施設の改修、機械・設備等の更新に取組む。倉庫施設では、上越地区において老朽化が著しく、集約・再編を検討するとともに、当面は、屋根改修および空調機器の更新等を中心に整備を行う。
年度ごとの計画を見ると、19年度には、カントリーエレベーターの改修・設備更新(直江津、頸城、吉川等)、ライスセンターの改修・設備更新(牧、大島、樽田等)、園芸関連施設・機械の整備等、虹のホールの改修(小規模葬儀対応)を行う。20年度は、カントリーエレベーターの改修・設備更新(上越、大潟、板倉等)、ライスセンターの改修・設備更新(清里、吉川、関山等)、園芸関連施設・機械の整備等、農機センター上越工場の改修を推進する。
21年度には、カントリーエレベーターの改修・設備更新(柿崎、北条等)、ライスセンターの改修・設備更新(黒川等)、上越営農センターの新築・移転、葬祭部事務所本部等の移転改修に取り組み、22年度以降に、カントリーエレベーター・ライスセンターの改修・設備更新、支店・本店施設の更新・改修・建物借用の検討等を順次進めていく方針だ。