四国横断自動車道の新直轄区間として整備が進められている阿南インターチェンジ(IC)〜徳島東IC間約17・7`のうち、津田IC〜徳島東IC間約2・8`について、所管する徳島河川国道事務所では、6月28日に公告(再公告)し8月8日に一般競争入札する「令和元年度横断道津田高架橋下部P1工事」を除き、本線部分の上下部工事の発注を終えた。今後は、沖洲高架橋(ONランプ)改良工事など、未着手のランプ橋の施工者も決め、同区間内の全ての下部工事を2019年度末までに、また、全ての上部工を20年11月末までには完了させ、徳島県の津田インター線などの整備進捗とも整合させながら、20年度内の供用開始を目指し舗装工など必要な整備を施していく。
ここ数年事業費の大半を投入してきた津田IC〜徳島東IC間については、ほぼ一区切りついたもよう。今後は津田IC以南の整備進捗が引き続き期待されるところだが、大神子トンネルや整備を一時見合わせている津田大橋(勝浦川橋)などの早期着手に向けた取り組みが期待される。一方、事務所では、当面工期のかかる構造物の整備を進めたいとし、本年度から羽ノ浦トンネル(小松島市立江町〜阿南市羽ノ浦町)約840bの着手(発注)を予定しており、しばらくは別区間に整備の中心を移すことになりそうだ。
提供:建通新聞社