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　名古屋市住宅都市局は７月11日、金山駅周辺のまちづくり検討を進めるため、「金山地区整備計画等作成業務」の公募型プロポーザルを行い、日建設計名古屋オフィス（名古屋市中区）を特定したと明らかにした。特定日は７月４日。本年度は、市民会館の整備基本方針案を踏まえて、道路や公園、駐車場、ホールなどの地区整備計画案をまとめるとともに、概算事業費や官民連携事業手法の検討を行う。２０２０年度に都市計画変更手続きに向けた準備に着手し、開発事業者の公募手続きは20〜21年度が見込まれる。
　古沢公園街区と市民会館街区にホール（公共ホールと民間ホール）、公園、駐車場、民間施設を、アスナル金山街区に交通広場と民間施設をそれぞれ一体的な建築物として配置した場合の階層別の機能配置案と、観光文化交流局が19年度に検討する市民会館の整備基本方針案を踏まえて、地区整備計画案をまとめる。また、大規模な災害が発生した場合のエリア防災計画案も取りまとめる。納期は20年３月23日。
　同駅周辺のまちづくりでは、17年３月に策定した金山駅周辺まちづくり構想で、古沢公園街区と市民会館街区、アスナル金山街区の各市有地について、官民連携手法を取り入れて連鎖的に開発していく方針を打ち出している。古沢公園街区を先行整備する方針で、同街区は25年の開業を目指している。

提供：建通新聞社