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　豊中市は、老朽化した岡町図書館の建て替えを視野に入れ、中央館機能を持った図書館を核とした施設配置を検討している。２０１９年度は中央図書館の基本構想の策定に伴う検討支援業務の委託先について、図書館総合研究所（東京都文京区）を優秀提案事業者に決めた。市民ニーズの把握や他の自治体など先進事例の調査を行い、中央図書館の整備と分館機能の配置など市図書館全体の再編事業を進める。
　現在、市の図書館は９館で、岡町・庄内・野畑・千里の４図書館を地域館と位置付け、書架分類など地域に親しまれる図書館として運営している。９図書館の全蔵書数は１０６万冊を超える。
　建て替えが検討される岡町図書館の規模は、鉄筋コンクリート造地下１階地上４階建て延べ３２７２平方�b。蔵書数は25万冊。所在地は岡町北３ノ４ノ２。敷地面積は１７１０平方�b。
　中央図書館の規模は岡町図書館よりも大きくなることが予想され、中央図書館を岡町図書館の跡地に建設することは困難とし、今後は建設候補地の選定なども行う見込みだ。
　今回の委託業務の履行期間は20年３月31日まで。委託料の上限額は４４２万７０００円だった。

提供：建通新聞社