北陸地方整備局は10日、「建設業における女性活躍推進に関する新計画策定に向けた北陸ブロック意見聴取会」を新潟市中央区で開き、建設産業に携わる女性技術者、技能者、経営者など9人を含む17人が参加した。
同局と女性技術者らが、新たな計画策定を目指して意見を交わす初めての試みで、状況や課題などの意見を収集し、活躍に向けた機運を高めることが目的。議事では、新計画策定に関連する取り組みや背景などが説明されたほか、意見交換も行われた。
この中では、新潟県十日町地域振興局地域整備部の瀬戸民枝副部長が「建設業が選ばれる職業になるためには、誰もが働きやすく活躍できる機会が必要」と強調した。また、キタックの中山正子代表取締役社長は、「能力的にできることとできないことを住み分けるだけでいいはずなのに、なぜか性差の話になってしまうのが難しいところ」と指摘した。
これらのほか、女性専用のハーネスなどの導入事例、男女がともに輝ける環境づくり、「多様性・価値観を受け入れることが重要」などの声が挙げられた。