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建通新聞社(神奈川)
2019/07/11

【神奈川】県県土整備局 6月補正分発注予定に78件

 神奈川県県土整備局は、2019年度6月補正予算分の発注予定を公表した。対象の78件はいずれも一般競争入札案件として発注する方針。このうち工事は境川護岸工や、湘南港舗装・係船環設置工など74件を計画している。工種別では土木が総件数の6割以上を占める。建築関係は川上第二など4団地で個別改善を実施する計画だ。委託業務については、神奈川総合高校の改修に向けた基本・実施設計など4件を盛った。工事、委託とも第2四半期と第3四半期を中心に発注していく。
 工事の種別内訳は、▽土木48件▽とび土工7件▽建築6件▽通信4件▽電気4件▽造園3件▽舗装2件―となっている。所属別では、藤沢土木事務所の29件が最多で、厚木土木事務所東部センターの11件がこれに次ぐ=表参照=。
 土木工事で工期が10カ月を超えるのは、境川(大和市上和田)護岸工の他、引地川(大和市福田)橋梁工、安浦下浦線(横須賀市長沢3丁目)橋梁上部工、県道611号(大山板戸、伊勢原市三ノ宮)橋梁下部工など7件。湘南港(藤沢市江の島1丁目)の舗装・係船環設置工は、マリーナ港区が対象となる。工期が10カ月に満たない案件を含めても河川関係工事は多く、その件数は合計で30件を超えている。
 建築関係は6件のうち5件が団地の個別改善。対象は川上第二(横浜市戸塚区川上町、2棟146戸)、いちょう上飯田(横浜市泉区上飯田町、3棟120戸)、いちょう下和田(大和市下和田、1棟20戸)、有馬(川崎市宮前区東有馬5丁目、7棟210戸)。このうち、いちょう上飯田は11期(2棟80戸)と12期(1棟40戸)に分けて発注する。工事内容は、台所や浴室といった水回りを中心とした設備更新。
 委託関係の主なものでは、神奈川総合高校(横浜市神奈川区平川町)の基本・実施設計がある。延べ床面積約1万6500平方bの改修に向け、具体的な整備方法などを検討する。この他の案件としては、▽葉山公園(葉山町内)案内サイン設計▽小出川(寒川町大曲1丁目他)用地測量▽鎌倉海岸(鎌倉市由比ガ浜4丁目)スロープ設計―が挙げられている。
 
提供:建通新聞社