国土交通省高山国道事務所は、国道41号石浦バイパス(BP)整備のうち、第2工区となる宮高山BPトンネル部の詳細設計を中央復建コンサルタンツ(大阪市東淀川区)に委託した。履行期間は2020年2月28日まで。
宮高山BPは、高山市一之宮町〜同千鳥町までの4・5`区間。一之宮地区では落石危険箇所があり、石浦地区は通勤時間帯に渋滞が発生している。そこで現道より東側の山側にトンネル1カ所などを整備しバイパス化する。
今回委託したのはトンネルと両坑口付近の道路の設計となる。トンネルの延長は約700bとなる。建設地は一之宮町地内。この詳細設計で地元説明用の資料も作成する。
石浦BPは、地域高規格道路高山下呂連絡道の一部に指定されており、高山市久々野を起点に千鳥町までの総延長9・2`区間となる。
第1工区の宮峠トンネル区間は、急勾配な上ヘアピンカーブが連続する峠で、トラックの横転事故や積雪時のスタッグが多発しているため、トンネルでパスする。延長は1863b。16年に掘削工事に着手し既に貫通しており、坑口付近やトンネル内の設備などの整備を進めている。20年度に開通する予定だ。
第2工区は19年度に設計の他、用地取得を進めるとともに、水文・地質・用地などの各調査や関係機関との協議を促進する。
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建通新聞社