全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　北方町は、町内の小中学校４校を統合し、「北学園」と「南学園」の小中一貫校２校を整備する「北方学園構想」の基本・実施設計の一般競争入札を７月中旬に公告する。工事監理も含み、履行期間は２０２２年度までの４カ年となる。
　北方学園構想の基本計画では、施設整備に係る費用はおおむね26億５０００万円を想定。北学園は１〜４年生教室・管理棟新築に10億２０００万円、外構工事に７０００万円、旧北方中管理棟改築に６０００万円、旧北方小管理棟・東舎解体に１億円。南学園は後期課程特別教室棟増築に３億７０００万円、柔剣道場・後期課程教室等改修・職員室拡張に１億５０００万円、運動場拡張に４０００万円。こども園は園舎新築に１億２０００万円、旧北方小北舎改築に６０００万円。給食調理場建設には６億６０００万円を充てる。
　北学園の整備内容は職員室を１カ所にまとめ学園の中央に管理棟として配置。学童保育棟は北西に新築する。給食調理場は小学校運動場の南に新築する。また現在の北方小の管理棟を建て替えてこども園の管理棟兼保育室を建設。北舎は園舎として改築する。また学園としての一体的な学校運営を図るために中央の町道は廃止する。さらに現在の学校の中央にあるクスノキを残し、その周りをロータリーとして整備する。
　現在の北小の東舎は建て替え、管理棟と一体化して建設する。現在の北方中の管理棟の１階は図書館として整備する。また学校の正門を南側に配置し、管理棟の北側には北門を設置する。さらに学校の北側に学童保育利用者用の駐車場を設置する。
　南学園は北舎の東に特別教室棟を増築するとともに、多目的スペースを柔剣道場に改築する。また学校敷地を拡張し、既存の運動場とは別に運動場を整備する。さらに増加する教職員を見込んだ駐車場を確保するとともに、テニスコートなどの部活動ができるスペースを確保する。非常時にはスムーズな車両の入出を図るため、グラウンドの南側に新たな専用出口を設ける。
　北学園の事業スケジュールは、北方小北舎・管理棟の仮教室設計は７〜９月までにまとめ、工事を12月〜20年２月に行う。
　北方小東舎解体設計は７〜９月までにまとめ、解体工事を20年４〜８月に行う。
　北学園新東舎・新管理棟の設計は７月〜20年３月までにまとめ、建設工事を20年10月〜21年11月に行う。
　北方中特別教室棟（北）改修設計は20年３月〜21年７月までにまとめ、改修工事を21年１月〜22年５月に行う。
　北方中管理棟・特別教室棟（南）改修設計は21年６〜10月までにまとめ、改修工事を22年６〜11月に行う。
　南学園は、新グラウンドの駐車場の設計は10月〜20年３月までにまとめ、整備工事を21年４〜７月に行う。
　特別教室棟増築の設計は20年10月〜21年３月までにまとめ、増築工事を21年11月〜22年12月に行う。
　柔剣道場・職員室等改修設計は21年４〜９月までにまとめ、改修工事を22年４〜９月に行う。
　こども園と給食調理場は、北方小管理棟の解体設計は21年６〜７月までにまとめ、解体工事を22年１〜３月に行う。
　北方小北舎（こども園改修）設計は21年７〜10月までにまとめ、工事を22年４〜12月に行う。
　給食調理場新築工事は20年３月〜22年１月に行う。
　給食調理場の設計は葵建築設計事務所（岐阜市）に委託済みで、設計の詳細は20年３月25日までにまとめる。

提供：建通新聞社