富山市は9日、20年度の重点事業に関する国および県への要望をとりまとめた。要望事業は、新規3件、継続47件の計50件。
新規には、将来にわたり適正な公共施設総量をマネジメントしていくための「公共施設の再編整備に係る複合化事業等への支援」、センサーが収集する情報とそのネットワーク、データベースを活用したスマートシティを推進することを目的とする「データ利活用型スマートシティ推進事業への支援」、SDGsのゴールにも掲げられている海洋環境の保全を図る「海洋ごみの発生抑制対策に係る支援」を盛り込んだ。
継続事業では▽地震・津波に対する防災・減災対策の充実▽学校施設の整備・充実▽富山駅周辺地区南北一体的なまちづくりの促進▽県管理河川改修事業の促進▽橋梁の適正な維持管理・更新の推進▽豊田新屋立体(地域高規格道路富山外郭環状道路)の整備促進▽PFI手法による八尾地域統合中学校の建設▽地域高規格道路富山外郭環状道路の事業化に向けた調査の促進―など。