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滋賀産業新聞
2019/07/09

【滋賀】県東近江土木 西明寺安部居線(佐久良工区)の整備

 県東近江土木事務所が道路整備アクションプログラム2018で、前計画の「事業化検討路線」から「継続路線」に一気に格上げした「県道西明寺安部居線(佐久良工区)」は、今秋、初段工事が発注される見通し。7月1日に公表した建設工事発注見通し(第1回見直し)に、工種=土木、工期=約10ヵ月で農水管移設工を第3四半期に発注する見通しと掲載した。
 「県道西明寺安部居線(佐久良工区)」は、日野町西明寺地先・県道西明寺水口線交差点を起点、同町安部居地先・国道307号中在寺交点を終点とするL約8・7qの同県道の内、現況幅6〜7bと狭隘な同町中之郷地先・県道中里山上日野線交差点〜安部居地先・国道307号交差点までのL約2・8qの改良整備を行なうもの。
 整備効果早期発現のため、区間を2工区に分割。中之郷地先・県道中里山上日野線交差点から町立桜谷小学校前を通過し、佐久良地先で両側に家屋が建ち並ぶ西佐久良集落手前まで現道を拡幅した後、集落迂回のミニバイパス(約600b)を整備、現道の賀川神社前・佐久良川橋梁「常永橋」までの延長約1・6qを先行整備し部分供用。引き続き、同所から佐久良川右岸をそのまま進み、直進で県道桜川西中在寺線と連結する国道307号・諸木橋北詰交差点までのバイパスL約1・2qを第2工区として整備する。
 整備する道路の幅は、車道(2・75b×2車線)に片側(小学校側)歩道(2・5b)を設け、歩道のない方は1・25bの幅広路肩として自転車の通行に配慮する。また地元の要望を受け中之郷から池川まで、集落側の側溝を通常の4倍の容量にし、大雨が降った際に発生する集落内の冠水対策に役立つようにする。
 第1工区は、今年度に初段工事として2ヵ年に跨る農水管移設工事を発注、20年度には単年度で農道移設工事を行なって、同年度途中には本体工事となる現道拡幅工事に着工、21年度にはミニバイパス箇所の整備に取りかかり、佐久良川支流・池川に架ける新設橋梁工事も行なって、23年度(令和5年度)の第1工区完成を目指して行く。
 また、第2工区については、第1工区完了後に滞ることなく工事が進められるよう準備を進め、全体の完了目標を28年度(令和10年度)に据える。

提供:滋賀産業新聞