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日刊建設工業新聞
2019/07/02

【鳥取】全国安全週間で現場パト/墜落災害・熱中症予防徹底へ

 鳥取労働局(丸山陽一局長)は全国安全週間初日の1日、丸山局長、仲浜弘昭鳥取労働基準監督署長ら同局の幹部が鳥取市幸町で建築中のシニアステージ幸町南館新築工事現場の安全パトロールを行った。
 現場事務所で施工者の美保テクノス(米子市)の中原豊朗さんが工事概要や作業内容、安全・衛生に対する取り組みについて説明。その後、丸山局長が「安全見える化」の掲示板がかかっている現場事務所前で、この日、従事する約30人の作業員を前に、墜落・転落災害防止対策と熱中症対策の2点の徹底を呼びかけ、「ゼロ災に向けて決意を新たに、無災害で工事を完了させてください」と現場に携わる工事関係者を激励した。
 その後、丸山局長は、中原さんの説明を受けながら、3月下旬から着工した建築現場で安全対策などが適正に取られているかどうか、実際に点検した。現場は、鉄骨造4階建てのサービス付き高齢者向け住宅で、2年前、隣接地に同社の施工で本館を建築した。この日は、ワイヤーメッシュ敷き込み、スラブの配筋作業などを行っており、27人の作業員が従事していた。6月末現在で28%の進捗状況でおおむね順調に進んでいる。現場での安全衛生対策について中原さんは、熱中症対策については熱中症指数など科学的なデーターを活用し、冷房など必要な設備を設置して万全を期していると説明。また、墜落防止対策については、手すりに先行据付方式を採用し、必要に応じてフルハーネスの安全帯を用いていると話していた。

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