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　花角英世知事と村上市の高橋邦芳市長は５日、村上市を訪問した安倍晋三首相に対して、先月１８日に発生した山形県沖を震源とする地震に関する要望書を手渡した。
　要望書によると、今回の地震では、県境における幹線道路の脆弱性が改めて露呈する形となり、大規模災害が全国各地で頻発している現在、隣接する都道府県同士が互いに広域的支援を円滑に行えることに加え、救命救急センターへの搬送時間を短縮して救急医療体制の充実を図り、高齢化が進む中で生命と健康を守る環境を整備することが極めて重要であると指摘した。
　このことから、「日本海沿岸東北自動車道」の朝日まほろばＩＣ〜あつみ温泉ＩＣ間について、ミッシングリンクを解消し、災害に強い日本海国土軸の形成を図るため、一日も早い全線開通が必要としたうえで、▽災害に強い日本海国土軸の形成に向けた高速道路の整備促進▽防災・減災対策等の継続的な推進▽山形県沖を震源とする地震による被災施設の復旧支援等▽本県観光の風評被害の防止に向けた支援−の４項目を強く求めた。