2025年の大阪・関西万博の実施主体となる日本国際博覧会協会は、「会場基本計画策定調査業務」の公募型プロポーザルを実施し、最優秀提案事業者を日建設計総合研究所・日建設計・日建設計シビル共同企業体に決めた。提案金額は3億0903万8200円だった。また、同じくプロポーザルを実施した「基本計画策定調査業務」については、三菱総合研究所を最優秀提案事業者に決定した。提案金額は9958万円だった。
17年9月に博覧会国際事務局(BIE)に提出した立候補申請文書(ビッド・ドシエ)を踏まえ、会場整備の基本・実施設計を行うための基本計画や、全体事業計画を策定する。
会場基本計画策定調査業務では、会場内外の動線計画や会場内ゾーニング計画の具体化などを行う。また、会場内インフラの整備について、基本・実施設計に向けた与条件を整理する。契約期間は20年3月23日まで。委託上限金額は3億4000万円(税込み)だった。
一方、基本計画策定調査業務では、会場基本計画策定調査業務の受託者と連携し、事業計画の策定支援、事業検討スケジュールの策定などを行う。契約期間は20年9月30日まで。委託上限金額は1億1000万円(税込み)だった。
17年9月に経済産業省が公表した会場計画によると、会場面積は夢洲の約155f。会場建設費は1250億円程度を想定している。
提供:建通新聞社