富山県建設業協会青年部の19年度全体会議が2日、富山市のホテルグランテラス富山において開催された。
この日は130人が参加。冒頭、今年度から青年部長(青年委員長)を務める高平公輔新栄建設代表取締役社長があいさつし、「われわれは公共工事の担い手として、また、災害時の緊急措置や復旧、除雪などを通して地域を守り、地域の雇用を創出するなど重要な役割を果たしている。しかし、少子高齢化に伴う人口減少時代に入り、担い手不足が課題となる現在、建設業界としての役割を今後もしっかりと全うするには、青年部が連携・協力することが不可欠。今年度も関係機関との意見交換会などを実施し、業界の様々な問題解決へ活動していきたい」と述べた。
さらに、「青年部が参画している北陸建設青年会議では、来年12月に迫った第25回全国建設青年会議の主管ブロックとして、会場県の富山が中心となり企画の検討を進めている。働き方改革をテーマに、北陸ならではの問題を全国の問題に昇華させ、建設業の明るい未来を勝ち取るため、石川・新潟と連携して取り組む。こうした活動をスムーズに進めるためには、青年部が一丸となることが重要。今後もより一層の理解と活動への積極的な参画をお願いしたい」と話した。
前青年部長で、顧問に就任した開章夫昭和建設代表取締役は、在任中2年間の協力に謝意を示した上で、「発注者との意見交換の中で、われわれ青年部に期待を懸けていただいていることを実感した。今後も青年部の活動に協力いただきたい」と語った。
続いて、18年度事業実績と19年度の事業計画を報告。今年度は、▽「全国建設青年の日」(7月28日)関連事業の実施(各支部)▽諸課題に関する研修および官公庁・関係諸団体との意見交換▽北陸建設青年会議および全国建設青年会議などへの出席▽講演会、セミナー▽第19回チャリティーゴルフ大会▽親睦交流会―の開催などを予定している。
会議終了後、江幡光博県土木部次長の講演「とやまの土木」、懇談会も開かれた。
以下、部長を除く役員(敬称略)。【副部長】梅本大輔(梅本建設工業)、廣川範樹(廣川建設工業)【幹事長】松嶋幸治(松嶋建設)【幹事】夏野圭司(夏野土木工業)、吉井正彦(吉井組)、今家勝広(今家工務店)、酒井健吉(酒井建設)、近藤裕世(近藤建設)、北尾知大(北尾工業)、堂口隆介(高田組)、早木康満(早木工業)、串田有弘(伸栄工業)、野崎雄次(雄基工業)、安達正彦(安達建設)、城岸栄(城岸組)、久保俊介(三興土木)、濱井真(ハマイ)、大谷励(大谷組)、今村健(今村組)