京都府は、京都市左京区の北山文化環境ゾーンにアリーナ的要素を持った体育施設の整備を検討。整備可能性調査に乗り出す。
北山文化環境ゾーンに立地する京都府立大学の体育館が耐震強度の問題から建替えが必要な状況で、整備にあたっては府立大学に加え、府立医科大学等が共同で使用する体育館としての活用も検討している。そこで、大学共同体育館や大学のまち京都の学生スポーツ等の拠点としての活用により、文化・スポーツ双方が楽しめる5000人〜1万人収容のアリーナ的要素を持った体育施設の整備を検討するための調査等を行う。
府文化スポーツ部文化政策室は2日、「北山文化環境ゾーンにおけるアリーナ的要素を持った体育施設の整備可能性調査業務」について、公募型プロポーザルで公告、募集要領等の配布を開始した。参加表明書及び企画提案の提出期限は8月1日5時まで。
委託内容は北山文化環境ゾーン内への体育施設建設に関し、限定される商圏の設定や観客動員見込、周囲との施設群との相乗効果、周辺地域への波及効果等について市場調査を行い、中長期的な事業計画の策定等を行うもの(@市場調査(▽周辺の観光、イベント、スポーツ、文化施設の立地▽関西圏での競合施設の状況調査▽関係者ヒアリング(10ヵ所程度)▽関連する上位計画の整理▽先進事例調査(国内外のアリーナ10ヵ所程度のビジョン、官民連携について調査))Aビジョン、中長期事業計画の策定(▽ビジョンの作成▽概算工事費の算定▽事業性の検討▽1万人収容の体育施設を整備した場合の集客手法の検討・想定スキームの検討▽中長期事業計画の策定支援)B官民連携協議会の運営支援(官民連携協議会4回の資料作成補助▽上記の協議会運営支援)C報告書の作成)。
委託期間は令和2年3月13日まで。
委託上限額は999万6020円(税込)。
担当部署及び問い合わせは京都府文化スポーツ部文化政策室(рO75−414−4225)。