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建通新聞社
2019/07/02

【大阪】大阪市 もと淀川区役所跡地開発事業者公募

 大阪市は、もと淀川区役所跡地などの有効活用に向け、同地を開発する事業者を公募する。審査は計画提案と価格の二段階方式で実施。参加申請書類は12月6日(配達日時指定)に郵送で受け付け、2020年2月25日に価格提案審査を実施、翌26日に事業予定者を決める。開発事業者は、同跡地などの面積約5400平方bを賃借し、条件となっている図書館と駐輪場を建設する他、商業施設などを整備して敷地の活用を図る。借地期間は50〜70年の間で事業者が提案する。賃料については月額440万8000円を想定している。
 対象用地は全体で約5418平方b。もと区役所と保健福祉センター、その他市有地で構成する。所在地は大阪市淀川区十三東1ノ21ノ3など。阪急十三駅から約200bの場所で、府道大阪高槻線に面し、淀川河川公園にも近い。
 個別用地概要によると、もと区役所と保健福祉センターの面積は4870平方b。用途地域は商業地域(準防火・防火地域)。建ぺい率80%。庁舎などの建物が現存する。その他市有地は、建設局所管用地350平方bと水道局所管用地170平方bの計550平方b。
 区が想定する機能としては、▽延べ床面積1000平方b程度の市立図書館(1フロアで整備し、内装も事業者が整備)▽450平方b程度の駐輪場(約350台分)▽図書館と一体感のある飲食店、書店など―など。
 既存施設の撤去は事業者の負担により行う。図書館の運営可能期間は最低50年確保するものとし、期間終了後は更地にして市に返還する。
 市では、参加任意の現地見学会を7月25〜26日(参加申し込みは7月8〜19日)に実施する。

提供:建通新聞社