岡山県備中県民局は、県道上高末総社線のバイパス化事業に伴う(仮称)市場南橋の上部工事を9月までに発注する。
同事業では、現道の上高末総社線の道路幅(約3〜6b)が狭く、車両のすれ違いにも支障を来している。そこで、現道の南側を並行して走る市道を活用(拡幅)しバイパス道として整備し、安全な交通環境を確保する。整備区間は総社市新本地内の延長2200bで、幅員は9・75b(車道6b、片側歩道2・5b)になる。
庭木川に架かる市場南橋は、橋長16・6b、全幅8・7bのプレテンション方式PC単純床版橋。上部工事の工期は約5カ月。
道路・橋梁の詳細設計はウエスコ(岡山市北区)と荒谷建設コンサルタント(同)がそれぞれ担当した。
バイパス化事業の総事業費は8億4000万円。西側のバイパス起点部から整備に着手し、進ちょく率は約30%。今後、東側の終点部に向けて順次道路改良を進めていく他、終点部から手前約220bの位置に、新本川に架かる新橋梁の建設も計画しており、19年度に設計を委託する予定。
「提供:建通新聞社」