市川市は、公共施設等総合管理計画に基づき、公共施設個別計画の案をまとめた。2019年度から30年度までの12年間を計画期間とし、これを4年ごとの3期に分け、再編整備の方針に従って個々の施設の建て替えや改修、統合、用途の変更及び廃止、増床、新築、民営化などを推進し、トータルで施設総延べ床面積を約12万u削減することを目指す。これにより、現存するすべての施設(18年度までに削減した施設を含む)を同じ面積で建て替えるか改修した場合と比較して、総額ベースで約143億円の費用削減効果を見込めるとしている。
計画対象施設は、既存の公共施設247施設に、新設を予定している施設を加えた251施設。内訳(中分類)は学校56施設、教育・学習施設7施設、公営住宅22施設、集会施設28施設、文化施設10施設、幼稚園6施設、保育園22施設、放課後保育クラブ11施設、子育て支援施設2施設、高齢者福祉施設8施設、障がい者福祉施設2施設、児童福祉施設2施設、保健施設2施設、スポーツ施設6施設、レクリエーション・観光施設4施設、医療施設2施設、図書館施設6施設、庁舎等13施設、消防施設12施設、防災施設3施設、駐輪場7施設、環境・衛生施設3施設、その他公共施設1施設(旧塩浜放課後保育クラブ)、普通財産16施設(旧東菅野職員寮、旧市川市斎場塩浜分館等)。
個別計画に基づき再編整備を進めることで、第1期(19〜22年度)で3万315・5u、第2期(23〜26年度)で3万9785・6u、第3期(27〜30年度)で4万9925・9uの合わせて延べ12万27uを削減する。
計画期間中の新設施設は、建設中の新第1庁舎(延べ3万656・03u)のほか、本年度から建設予定の野鳥観察舎(延べ605・78u)及び院内学級(延べ約1390u)、それに21年度から建設予定の給食センター(延べ約2400u)の4施設。
また、建て替え施設は、「学校施設」で市川小学校(延べ8360・34u、1期)、八幡小学校(延べ7949・24u、2期)、大柏小学校(延べ8398・86u、3期)、宮田小学校(延べ5589・58u、1期)、冨貴島小学校(延べ7618・28u、3期)、若宮小学校(延べ7805・02u、2期)、平田小学校(延べ8292・57u、3期)、鬼高小学校(延べ9804・35u、3期)、稲荷木小学校(延べ7885・75u、3期)、南行徳小学校(延べ1万209・14u、2期)、鶴指小学校(延べ9160・93u、3期)、中国分小学校(延べ6609・49u、2期)、大町小学校(延べ6446・08u、2期)、大野小学校(延べ9156・19u、3期)、第一中学校(延べ9413・63u、1期)、第二中学校(延べ8270・94u、1期)。
「集会施設」で鬼高公民館(延べ424・27u、2期)、柏井公民館(延べ630・00u、2期)、西部公民館(延べ2523・07u、1期、図書室は図書館へ移管)、市川地域ふれあい館(延べ175・77u、2期)、宮田地域ふれあい館(延べ175・47u、2期)、平田地域ふれあい館(延べ174・96u、1期)、八幡地域ふれあい館(延べ187・56u、2期)、本八幡地域ふれあい館(延べ191・07u、2期)、鬼越・鬼高地域ふれあい館(延べ174・76u、1期)、奉免地域ふれあい館(延べ169・13u、3期)、行徳地域ふれあい館(延べ220・36u、2期)、香取地域ふれあい館(延べ247・40u、3期)、富美浜地域ふれあい館(延べ319・95u、2期)、新井地域ふれあい館(延べ247・08u、2期)、勤労福祉センター分館(延べ2519・45u、1期)。
「幼稚園・保育園」で大洲幼稚園(延べ1149u、3期)、新田保育園(延べ671・80u、1期)。
そのほか、「高齢者福祉施設」でいきいきセンター宮久保(延べ285・12u、3期)、「保健施設」で市川市斎場(延べ4217・53u、1期、併せて民営化)、「スポーツ施設」で市民プール(延べ1933・30u、1期)、「図書館施設」で信篤図書館(延べ912・60u、2期)、「庁舎等」で八幡分庁舎(延べ925・62u、1期、新第1庁舎完成後に建て替えて子育て支援施設へ用途変更)、「消防施設」で南消防署(延べ1332・75u、2期)、国府台出張所(延べ409・17u、1期)、「環境・衛生施設」でクリーンセンター(延べ2万3431・04u、2期)など。
同案については、企画部行政経営課で8月30日まで意見を受け付ける。