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建通新聞社
2019/06/28

【大阪】箕面市 総合水泳・水遊場の基本計画策定へ

 箕面市は、市民の健康増進に向けて通年で使用できる屋内温水プールと夏季の使用を主とする屋外レジャープールを併設した総合水泳・水遊場の整備を計画している。2019年度は全体構想と基本計画を策定する考えで、この中で施設の概要や整備スキーム、今後のスケジュールなどを示す見通しだ。
 市は18年度に市内に公共施設として新プール設備の必要性を検証した。「通年利用型プールと夏季利用のレジャー施設が不足していること」「利用者・利用頻度の大幅増加が見込まれること」「中高年層の健康増進に資する可能性が高い」などの結果から整備を判断した。
 市はこれまでに新プールの整備には6000〜1万平方b程度の敷地が必要と算出。建設地について第二総合運動場調整池・西の池(箕面市外院1丁目他)を最有力地としている。同調整池の敷地面積は周辺の農地などを含め約8300平方b。所有者は市と個人で、民有地について地権者との交渉を進める考えで、19年度当初予算案に用地取得費として5億6390万円を計上している。
 新施設は屋内プールと屋外プールのある複合施設を想定し、25bプールをはじめ子どもプールやスライダー設置などを基本計画の中で検証する。市によると整備にはPFI手法の導入が有力との見解を示している。
 市は「総合水泳・水遊場整備に伴う全体構想・基本計画策定業務」の一般競争入札を公告した。入札書と提案書を7月9日に総務部契約検査室で持参により受け付け、同日に開札する。
 今回の業務で、現在市が運営する屋外の第一市民プール(新稲4ノ18ノ14)と第二市民プール(外院1ノ2ノ3)の在り方検討や、新施設整備の方向性を明らかにするとともに、整備する敷地の条件など基本的な考え方を整理する。
 履行期間は20年1月31日まで。予定価格は700万円。

提供:建通新聞社