県土整備部は26日、公共工事の設計積算に使用する「土木工事実施設計単価」を一部改定、7月10日以降の起工決裁から適用する。コンクリートの各種製品が値上がりした。
今回の改定単価は建設物価調査会の月例報告による実勢単価、「建設物価7月号」をもとに設定。コンクリート製品は今年2月、製品組合が値上げに踏み切った価格が徐々に浸透。ベンチフリューム各種など11〜12%上昇する。
また、7月は市場単価の改定月で、道路標識設置工と道路標識撤去工などが上昇した。
主な変動資材と市場単価は次の通り。(カッコ内は変動率)
※資材価格
▽道路標識柱(オーバーヘッド 鋼管)トラス型 亜鉛メッキ=1d当たり7万円上昇(6・1%)
▽スクラップ 鉄くず ヘビー H1=1d当たりの売却単価1000円下落(マイナス4・9%)
▽プレキャストL型擁壁各種=1個当たり1600円〜1万7000円上昇(11・5%〜12・9%)
▽U字フリューム各種=1個当たり590円〜810円上昇(12・5%〜12・8%)
▽角フリューム各種=1個当たり350円〜1600円上昇(11・6%〜12・9%)
▽ベンチフリューム各種=1個当たり420円〜2800円上昇(11・9%〜12・6%)
▽ベンチフリューム蓋各種=1個当たり280円〜1900円上昇(11・9%〜12・6%)
▽重圧管(外圧管1種)各種=1個当たり1900円〜6400円上昇(10・7%〜10・9%)
▽用・排水溝各種=1本当たり690円〜3500円上昇(11・9%〜13・7%)
▽用水落差工各種=1個当たり520円〜6100円上昇(12・1%〜13・7%)
※市場単価
▽道路標識設置工 建柱各種=1基当たり800円〜6700円上昇(2・7%〜6・7%)
▽道路標識設置工 標識基礎各種=1立方b当たり3000円〜5500円上昇(4・2%〜7・3%)
▽道路標識撤去工各種=1基当たり1000円〜2000円上昇(2・2%〜14・6%)
▽道路標識撤去工 標識基礎各種=1立方b当たり2000円上昇(4・2%)
日刊建設工業新聞