袋井市は、企業用地として開発する土橋工業用地の現地測量などを開始した。この用地には、大和ハウス工業(大阪市北区梅田3ノ3ノ5、芳井敬一社長)が進出を希望している。業務は東日(沼津市)が2020年3月16日納期で進めており、現地測量の他、地質調査なども行い造成計画や総事業費などを具体化する。造成工事は手続きの円滑化を目的に静岡県企業局による発注を検討し、おおむね5年後の造成工事完了を目指す。
土橋工業用地は、国道1号堀越インターチェンジ北西に位置する約13fが対象。現況は田んぼ。16年度に企業用地としてニーズの高い新東名高速道路と国道1号間の4地区(三川、宇刈、下山梨、土橋)を調査し、同地区を最も開発可能性が高い地区として調査を進めていた。
一方、大和ハウス工業は、主要工場の一つである中部工場(袋井市国本841)の老朽化とBCP対策強化、生産性の高い製造拠点構築を目的に移転を検討し、19年3月25日に進出申し出書を市に提出。市は、地域発展に貢献することや移転後の跡地の利活用、雇用の創出などが期待できるとして申し出を受けた。順調にいけば20年度に県企業局と市、同社で基本協定を結び、造成工事完了後に土地を売買する。
提供:建通新聞社
(2019/6/26)
建通新聞社 静岡支社