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建通新聞社(神奈川)
2019/06/25

【神奈川】横浜市 金沢区の職員厚生会寮跡に特養など

 横浜市は金沢区柴町にある市職員厚生会寮跡地の一部を市内の社会福祉法人に貸し付けて、広域型の特別養護老人ホームと地域ケアプラザ・コミュニティハウスを整備してもらう。特養はユニット型個室で定員80人以上が望ましいとし、地域ケアプラザ・コミュニティハウスについては面積約685平方bの広さを確保して完成後に市が買い取る。健康福祉局で8月6日を期限に整備を手掛ける社会福祉法人を公募して、11月に選定。この社会福祉法人が12月〜20年9月に設計を進め、20年10月に市内事業者向けの一般競争入札(建築と設備を分離)で施工者を決める見通し。20年11月の着工、22年1月の完成、22年4月のオープンを予定している。
 市職員厚生会寮跡地は市道柴町第158号線に面する金沢区柴町343ノ5の面積約4000平方b。このうち約3000平方bを今回の特養などの整備に活用する。
 地域地区は準住居地域(建ぺい率60%、容積率200%)、第4種高度地区、準防火地域。木造平屋4棟の既存建物は20年度中に市が解体する予定だ。
 現地は大地震に伴う津波で浸水が予想されるため▽入居者の居室を3階以上に設置▽入居者が建物の鉛直方向に避難できる構造、上階に非常用電源を設置▽地域住民が利用できる屋外避難階段と屋上の避難スペースを設置―といった対策を講じてもらう。地域ケアプラザ・コミュニティハウスは別途、指定管理者を公募する。
 応募に先立ち健康福祉局への事前相談が必要な他、7月1日まで仮申請書を受け付けている。

提供:建通新聞社