日本工業経済新聞社(茨城)
2019/06/13
【茨城】坂東市が七重小大規模改造に5・5億円/6月補正案
坂東市は開会中の市議会定例会に6月補正予算案を上程している。主なものでは七重小学校の既存校舎大規模改造に繰越明許費5億5990万円を措置し、2019〜20年度の2カ年で実施する考え。このほか2中学校の武道場非構造部材耐震化に7229万2000円、放課後児童クラブ生子館の整備に2200万円を計上している。
七重小学校大規模改造は経年劣化が進む普通教室棟と特別教室棟を改修する。プレハブの仮設校舎を整備し、児童や職員などの引っ越し後に既存校舎の改修に取り掛かりたい考え。文部科学省の学校施設環境改善交付金の内示に伴い、工事費4億2790万円、工事監理委託料1100万円、仮設校舎借上料1億2100万円を設定した。
中学校武道場耐震化では同じく学校施設環境改善交付金を活用し、東中と南中で実施する計画。つり天井を撤去した上で、軽量天井の整備、照明のLED化などを行う見通し。工事費は東中に3520万円、南中に3465万円、工事監理委託料は東中に123万2000円、南中に121万円を配分している。
放課後児童クラブ生子館は児童の安全確保と健全育成を図るため、生子菅小学校に隣接する旧幼稚園を改築するもの。旧施設を解体し、軽鉄プレハブ施設を設置する予定。今補正では解体における工法の変更に伴い工事費を増額し、総額を1億2100万円とした。
このほかプレミアム付商品券事業委託料6202万9000円、わくわく茨城生活実現事業補助金160万円を計上している。
一般会計全体には7億4097万円を追加し、当初からの総額を228億97万円とした。会期は13日まで。