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滋賀産業新聞
2019/06/25

【滋賀】彦根市 河瀬小学校の教室棟増築

 彦根市は、将来的な生徒数の増加に備えて今年度から2ヵ年をかけ、総額6億4000万円余りにのぼる事業費を投入して河瀬小学校の増築工事を計画しており、実施設計の段階で検討・協議を進めてきた増築整備に係わる事業概要が、このほど明らかとなった。
 それによると、河瀬小学校(極楽寺町118)の増築事業では、授業に支障が無いように最適な工事手法や配置などを検討・協議して実施設計を取りまとめた結果、今年度にグラウンドの一画に普通教室棟の増築工事を実施し、2年目となる来年度には既存校舎棟を対象とした改修工事を予定。
 普通教室棟の増築工事では、既存校舎棟の南側に位置するグラウンドA約9300平方bの一画、A約1600平方bを事業用地に、軽量S造2階建、延1188平方b規模で、普通教室を10教室分と給食配膳室およびトイレを収容する増築棟を建設していく。
 一方、既存校舎棟の改修工事では、給食数の増加に伴う「給食室」の既設増床と、教職員の増加に伴う「職員室」の増床を主な目的に、それぞれ改修工事を実施。
 これら増築工事に係わる実施設計業務は、大村建築設計事務所(長浜市)が担当し、昨年度に業務を完了。去る19日に可決された今年度の当初予算(通年予算)では、初年度分の増築工事費3億0739万5千円とともに、19年度〜20年度の債務負担行為で3億3313万2千円の河瀬小学校校舎増築事業費が予算化された。
 市教育委員会では、予算案の可決を受けて7月以降の早期に施工業者を決定し、年度内の完了を目途に「普通教室棟の増築工事」に取りかかる方針。
 彦根市における今年5月の児童数推計によると、令和6年度(2024年度)に河瀬小学校の児童数は、現在より70名増加して620名となり、学級数は24クラスを見込む。市教育委員会では、今回の増築により普通教室は27教室となり児童数の増加に対応ができるとしている。

提供:滋賀産業新聞