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北陸工業新聞社
2019/06/24

【石川】JR広岡アパート解体へ/大鉄工業で来月1日から/再開発や日銀移転に備え/新幹線時代の超一等地 

 JR西日本は7月1日から、金沢市広岡3丁目の「JR広岡アパート解体工事」に着手する。今回の解体エリアはJR西日本グループが計画している再開発や日銀金沢支店の移転予定地なども含まれるものとみられ、北陸新幹線の開業5年目に入った金沢駅周辺の新たな都市開発ゾーンが動き出す。
 解体されるのは、広岡3丁目にあるJR広岡4、5、6、7号アパート(いずれもRC造5階建て)および、広岡95号アパート(CB造2階建て)、ポンプ室、倉庫をはじめ、敷地内樹木の伐採、アスファルトの撤去。工期は来月から2020年3月上旬を予定し、大鉄工業(北陸支店)が解体工事を担当する。
 広岡3丁目のエリアを巡っては、西日本ジェイアールバス金沢営業所の移転跡地(約7000平方メートル)で計画される「ホテル」(当初案では11階建て)や「オフィス」(同10階建て)、「立体駐車場」(同7階建て)の3点セットによる再開発プロジェクトがあるが、JRグループと施工の優先交渉権者が共同でプランニングを進めているという。
 日銀金沢支店の移転は4月に正式発表。場所は金沢市企業局の隣接地で用地面積に関しては、現在地の約4700平方メートルよりも広い、約5000平方メートルを超える面積の取得を目指す。日銀文書局では今月27日に「金沢支店営業所設計・監理業務委託」(一般競争入札)の開封を行うことにしており、新幹線時代の超一等地が本格始動してきた。

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