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滋賀産業新聞
2019/06/24

【滋賀】彦根市 新市民体育センターの建設

 彦根市は、今年度からの着工を予定する「仮称・新市民体育センター」の建設工事について、建設工事費を盛り込んだ予算案が市議会で可決されたことを受け、工事発注に向けた調整等の作業を進めていく。
 注目される工事発注の時期に関しては、国の社会資本整備総合交付金決定や入札方法等の検討・協議、契約審査会などを経て、今のところ未確定ながらも早ければ、8月上旬頃にも入札公告となる見通し。 
 計画によると、JR南彦根駅西口近くに位置する「ひこね燦ぱれす」(彦根市小泉町648―3)を解体・撤去した跡地および、その周辺をあわせた約3万6000平方bを事業用地に、RC造およびS造で3階建の体育館施設(スポーツ棟および弓道場)と、2階建の交流施設(まちなか交流棟)から成る総延面積が1万3776平方b規模の新たな複合施設を建設する。総工費は、69億1000万円を見込む(造成費や解体費を除く)。
 スポーツ棟の1階部分には、45b×57bの「メインアリーナ」と22b×33bの「サブアリーナ」、トレーニング室やダンス室・選手控室等を配置。また、2階には、メインアリーナ観客席(車いす席30席を含め合計2752席)をはじめ、弓道場(遠的)や多目的会議室、教育文化室、相談室等を配置する。さらに、3階には、弓道場(近的)とともにギャラリーを配置し、屋上には太陽光発電設備場などを設置。
 一方、まちなか交流棟の1階には、410着座席の多目的ホールをはじめ、図書・学習ラウンジやまちなか交流ラウンジを。2階には、教養文化室や会議室・音響室などを、それぞれ配置。両棟の連絡通路には喫茶コーナーを設け、互いに共有できるコミュニケーションラウンジスペースを形成する。
 スポーツと文化がつながる「新しい市民の交流拠点づくり」をコンセプトに、今年度から3ヵ年計画で建設工事に取り組み、21年9月の完成、22年4月のオーブンを目指す。
 基本・実施設計業務は、石本建築事務所(大阪支所・大阪市中央区)が担当。

提供:滋賀産業新聞