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建設経済新聞社
2019/06/21

【京都】木津川運動公園の北側区域 基本計画策定で検討委設置 P−PFIなど民活念頭に

 京都府は、木津川運動公園の北側区域について、整備方針等を再検討し、基本計画を策定する。基本計画策定では有識者による検討委員会を立ち上げる。
 府は、今年度予算に木津川運動公園整備方針検討事業費として500万円を新規計上した。令和5年度に新名神高速道路の供用開始やアウトレットモールの開設が予定されていることから、民活事業も含め、公園北側区域の整備方針等について再検討に入る。
 山城北土木事務所は18日、関連業務を開札し、エイト日本技術開発が落札した。工期は令和2年3月25日まで。
 主な業務内容は、北側区域の担うべき機能や施設導入等の基本的な考え方を示す基本方針の設定のほか、導入すべき機能の規模、ゾーニングなどを検討する。対象地は丘陵地であるため、施設整備では大規模な造成が必要となることから、造成計画を検討し、公園整備に伴う流出抑制対策を検討する。概算工事費の算出、基本計画図の作成も行う。業務委託箇所は城陽市富野の約16・1f。
 基本計画策定の有識者検討委は10月に初会合を開く予定で、計3回の検討を経て、パブリックコメントを行う。
 民間のノウハウを活用した公民連携の都市公園整備を検討しており、検討委では、民間活力による都市公園の新たな整備手法であるPark−PFIについても議論されるとみられる。