2018年度に完成検査した土木工事の平均値は78・0点で、前年度を0・4ポイント下回った。一方、建築・設備の営繕工事の平均は77・9点となり、前年度から0・3ポイント上昇し過去最高を記録した。11日までに県工事検査課が取りまとめた。
集計対象は、昨年4月―今年3月末までの間に検査を終えた土木工事500万円以上の687件、営繕工事250万円以上の211件。
土木工事の内訳は1500万円以上531件の平均が78・2点、1500万円未満156件の平均は77・6点。営繕工事は建築110件の平均77・2点、設備101件の平均は78・5点だった。
土木工事の平均は14年度以降78点台をキープ。管内別では八頭と中部の78・8点がトップに並び、次いで米子78・2点、鳥取77・5点、日野77・1点と続いた。日野は1500万円未満の平均78・8点が好成績だった反面、1500万円以上の平均76・4点が足かせとなった。区分管内別のトップは八頭の1500万円以上79・2点。
土木工事成績の分布状況は79点付近に集中。県下の最高点は86点で鳥取管内に1件、85点は4件、84点は29件がそれぞれ該当した。
他方、営繕工事の最高点は87点で設備工事2件が当てはまり、次点86点は建築工事1件、85点は建築、設備1件ずつ。84点は建築1件、設備が2件あった。
成績評定はここ近年、横ばいが続いており、土木工事の平均は15年度の78・5点を最高値に78点台は5年連続。営繕工事も13年度以降は77点台で推移している。
日刊建設工業新聞