県中部総合事務所は、県道清谷北条線・新田橋など規模の大きい3橋梁の耐震補強工事を今夏にも発注する。新田橋のほか県道羽合東伯線・天神橋、県道巌城上灘線・巌城橋の3橋梁が補助事業に認められており、国の認証額2億8000万円を6月県議会で予算化する。
3橋梁は、5年以上前から大掛かりな補強工事を進めており、新田橋と天神橋は、全体の事業費が10億円。このうち新田橋は、倉吉市河北町〜新田間を流れる天神川を交差する326b(全幅12b)の橋梁で、倉吉市と北栄町を結ぶ幹線道路であるため交通量は多い。橋梁が建設されたのは1979年(昭和54年)で、上部工は8径間単純PCT桁。下部工は7基の張出式橋脚などで構成されている。
全体的にコンクリートの劣化が進んでいるため、橋脚7基を含む下部工と上部工を対象に2015年度から大掛かりな補強工事に取り組んでいる。
今年度に発注を予定している工事は、3橋梁とも橋脚の巻き立て工と落橋防止工事を予定している。
日刊建設工業新聞