トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社
2019/06/21

【大阪】大阪府 モノレール初弾詳細設計に着手

 大阪府は、大阪モノレールの延伸事業で、同事業初弾となる詳細設計業務をトーニチコンサルタント(東京都渋谷区)に委託した。同事業は、昨年度に都市計画決定しており、本年度中の都市計画事業認可と工事施行認可の取得を目指す。2020年度以降に工事着手し、開業は29年が目標だ。
 今回の詳細設計の対象は、門真市ひえ島付近の延長725b。上部工では、鋼軌道桁2橋(2径間連続鋼軌道桁橋100b、3径間連続鋼軌道桁橋126b)の詳細設計、下部工では鉄筋コンクリート橋脚28基の詳細設計を行う。この他、支承(鋼軌道桁用)、伸縮装置、落橋防止構造などの詳細設計も担当する。納期は20年6月30日。
 延伸事業の区間は門真市駅〜近鉄奈良線(東大阪市瓜生堂付近)との接続部の延長約9`。途中、▽地下鉄長堀鶴見緑地線の門真南駅付近▽JR学研都市線の鴻池新田駅付近▽近鉄けいはんな線の荒本駅付近▽東大阪市瓜生堂の近鉄奈良線付近―の4カ所に新駅を設置する予定。瓜生堂には車庫を設ける。
 駅舎構造や計画位置などを決める構造物基本設計は中央復建コンサルタンツ(大阪市東淀川区)、鋼軌道桁の基本設計は八千代エンジニヤリング(大阪市中央区)、PC軌道桁の基本設計はトーニチコンサルタント(大阪市北区)がそれぞれ担当した。
 府が担当する支柱・桁などの道路構造物(インフラ部)の事業費は約740億円を見込む。インフラ部の負担額は、国407億円、大阪府・東大阪市・大阪市333億円の内訳となっている。

提供:建通新聞社