石川県議会予算委員会は20日開き、和田内幸三(自民)、一川政之(未来石川)、増江啓(公明)、八田知子(自民)、米澤賢司(同)、盛本芳久(未来石川)、不破大仁(自民)、橋本崇史(同)、太郎田真理(同)、焼田宏明(同)の10委員が質疑に立った。
木場潟公園の東園地第1期整備に関して、竹俣隆一土木部長は「小松製作所の協力を得ながら人と自然が共生する本来の里山として再生し、学び、遊び、体験する場として活用することにより、新たな里山再生のモデルとなる公園を目指す」とし、「今年度は用地取得、造成工事に着手する。(4年後に迫る)北陸新幹線の県内全線開業までに供用できるよう、全力で取り組む」と語った。一方で、第2期整備区域におけるグランピングに対応したキャンプ場整備の提案に対し、竹俣部長は「第2期整備区域での具体の計画については、第1期の整備状況を踏まえながら検討する」と述べるにとどめた。
金沢港機能強化に伴う道路整備について、竹俣部長はクルーズターミナルへのアクセス向上に向け、金沢港交差点に金沢駅方向から港内に直接進入できる直進車線を設けるとともに、ターミナルに至る港内道路を整備すると説明し、「このうち港内道路は現在、路盤工を進めている。いずれの整備も今年度末の完成を目指して全力で取り組んでいく」と語った。また、金沢港交差点の無電柱化は7月から本格的な工事に着手するとした。
一般県道莇谷津幡線の津幡町七黒〜鳥越間のバイパス整備で、竹俣部長は「今年度も引き続き、改良工事を進め、吉倉川に架かる橋梁工事にも着手する」と述べた。