徳島県は、2018年度の県公共工事に関わる受注金額上位50社の実績(県工事入札参加・受注状況)を明らかにした。受注額1位はノヴィルパブリックワークス(阿南市)で9億5187万円。以下、アルス製作所(小松島市)、姫野組(徳島市)、大久保産業(徳島市)、西村建設(三好市)、北島組(徳島市)が続く。このうち1・2・4位で鋼構造物工事の受注業者が占めた。上位10社の受注総額は58億3703万円、上位50社では163億0055万円となった。
上位10社の総額は17年度の48億4236万円から20・5%増。上位50社の受注総額も17年度の142億9148万円から14・0%増となり、2年ぶりに増加した。
上位50社を所在地別にみると、徳島市内が13社(17年度16社)と最も多く、次いで那賀町の9社(同5社)、三好市の6社(同4社)、阿南市(同5社)と美馬市(同4社)の各4社、海陽町の3社(同3社)と続く。この他、小松島市(同1社)・東みよし町(同1社)・つるぎ町(同2社)の各2社、鳴門市(同1社)・阿波市(同1社)・勝浦町(同0社)・牟岐町(同1社)・上板町(同1社)の各1社となっている。
上位50社のうち、最も入札参加回数が多かったのは平田組(美馬市)の116回で、最も落札回数が多かったのは、西村建設の33回だった。
一方、工種別では、前年に引き続き土木一式で上位20社、建築一式で上位10社、電気・管・鋼構造物で上位各3社の工種別受注状況も示した。これによると、土木一式で姫野組、建築一式で島谷建設(徳島市)、電気で四国電気工業(徳島市)、管で中筋建工(徳島市)、鋼構造物でノヴィルパブリックワークスがそれぞれ受注金額1位だった。
提供:建通新聞社