名古屋市観光文化交流局は6月19日、デザインビルドで整備する「国際展示場コンベンション施設整備事業」の総合評価落札方式一般競争入札を公告した。WTO政府調達協定の対象案件。参加表明書を7月29〜31日、入札書と事業提案書を10月25〜31日に受け付ける。開札日は12月9日。12月中に落札者を決定する。2020年3月に事業契約を締結、22年8月1日までに施設を完成させる。国際展示場新第1展示館の開業と同時となる22年10月1日のオープンを目指す。
構成員の参加資格は、設計を担当する企業が鉄骨または鉄筋コンクリート、鉄骨鉄筋コンクリート構造で延べ床面積5500平方b以上の実施設計を履行した実績を求める。建設企業は、経審建築一式の総合評定値1100点以上で、延べ床面積3700平方b以上の施工実績など。
整備する施設は、コンベンション施設と付属する歩行者デッキで構成。
コンベンション施設の延べ床面積は1万0100平方b以内。床面積1000平方b以上の大会議室(ホール)と同300平方b以上の中会議室の他、屋内で300席以上のカフェテリア・レストラン、売店、多目的スペース(700平方b以上)などの諸室を整備する。
歩行者デッキは、メキシコ大通の西側からコンベンション施設2階北側の敷地内を通過して、金城4号線をまたぎ、国際展示場交流センター側まで。交流センター側でエレベーターを設置する。全体の延べ床面積は約1200平方b。
コンベンション施設は、移転改築する新第1展示館に不足する会議機能と飲食機能を補完させるとともに、現国際展示場との中間地点に配置して新第1展示館と既存施設を連携させるハブ機能を持つ。
提供:建通新聞社