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滋賀産業新聞
2019/06/20

【滋賀】守山市 洲本配水場耐震化の新配水池整備

 守山市は、同市上下水道事務所が管理・運営する洲本町地先の上水道基幹施設「洲本配水場」の耐震化に向けた新配水池整備事業について、19年度当初予算案に措置した今年度事業費1億8793万5千円(水道会計)を含め、21年度までの3ヵ年の債務負担行為として総額約8億5000万円を措置。概ねを工事費として早ければ8月頃にも新配水池・ポンプ棟一括(土木・建築・機械・電気)での工事発注を目指す。発注は総合評価方式の採用も視野に入れている。順調にいけば今年度後半にも着工し約2ヵ年の工期で21年度半ばまでかけて進める。
 洲本配水場(洲本町620)は、守山市に4ヵ所ある上水道基幹施設で、県より受水し日量約5000dの配水を行っている。場内には昭和47年築で管理棟(RC造2階建、延641・9平方b)の地下に整備されているRC造の第1配水池(1320立方b、B10×L48×H2・75b)、94年に地上部に設置されたPC造の第2配水池(2540立方b、φ20・2×H8b)の2つの貯水施設がある。
 14〜15年度の耐震診断、16年度の耐震化検討を経て、県水受水施設として必要な基準、運用条件や施工性、経済性等を総合的に検討し、改築規模と整備範囲を決定。既存施設の耐震化は行わず、敷地内において第1配水池・第2配水池を統合した「新配水池」および「ポンプ施設(ポンプ棟)」を整備する方針を決定。
 18年度に発注し完了済みの実施設計によると、新配水池は地上部に設けるステンレス造約1500立方b規模で、ポンプ棟はRC造平屋建、約200平方b程。両施設一括で19年度発注し、施工は21年度までかけ進める見通し。
 また既存の第1・第2両配水池と管理棟は老朽化のため新施設の供用後解体する方向だが、新施設の運用の安定や経営面で判断し解体時期を決めるため、現在は決まっていない。
 なお、17年度の基本設計、18年度の実施設計はいずれもエフウォーターマネジメント(大津市本社)が担当。

提供:滋賀産業新聞