新潟県議会6月定例会が18日開会し、花角英世知事は提案理由説明を行い、一般会計に13億4035万7000円を追加する補正予算案など31議案を上程した。
就任から1年が経つ花角知事は、県政の1丁目1番地に掲げる防災・減災対策について「市町村や関係機関等と連携しながら、ハード・ソフトの総合力で、災害に強い新潟県の実現に向けて取り組んでいく」と決意を新たにした。18年12月に設置した防災・減災対策の新たなステージに向けた検討会議での議論がまとまり、このほど提言書を受け取ったとし「被害を発生させるリスクを施設整備により低減させる対策や、市町村が避難情報を適切に発令するための対策を確実に伝達する」と説明。
また、国の防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策に触れ「積極的に活用し、県民の命と暮らしを守るための一段加速した対策を進めている。3か年緊急対策の終了後も継続した取組みが必要」との考えを強調し、このほど予算確保と必要な地方財政措置を石井啓一国土交通大臣らに要望したという。県央基幹病院に関しては「行財政改革有識者会議等での議論や、計画策定時以降の状況変化を踏まえ、速やかに検証していく」と話し、医療ニーズに応える持続可能な地域医療体制の確保に全力で努める考えを示した。