島田市は「島田市立小中学校再編計画(案)」をまとめ、北中学校と島田第一中学校、湯日小学校と初倉小学校を2021年4月、島田第一小学校をはじめとする北部地区の5校は、24年4月にも統合する方針を示した。最終的には8月の教育委員会定例会を経て決定する見通し。
北中と第一中は、部活動や効果的な教育環境の展開など、保護者らから統合に賛成する声が多く上がっていることから、21年4月に統合する方針。
北部地区の伊太小、相賀小、神座小、伊久美小と第一小の再編は、17年の4小学校地区での出生児数が20人を下回るなど、少子化から適正化検討委員会で統合が提言されていることもあり、第一小学校の校舎リニューアル時期に合わせ、24年4月の統合を目指す。
初倉地区の湯日小、初倉小、初倉南小は、統合に賛成の声が多い湯日小と初倉小の統合を21年4月に行う計画。初倉南小と初倉小は、小中一貫教育のモデル校としての展開や、それに伴う小中学校の校舎配置などについて、さらなる調査や研究が必要であるとし、21年3月をめどに結論を出したい考え。
再編に伴い、教育委員会と対象校によるカリキュラム等検討委員会、副市長を中心に市役所全体で構成し、再編後の校舎や敷地の利活用について協議する、跡地利活用検討委員会の設置を検討していく。
案は、これまでの「学校再編計画策定委員会」や各地区で実施した意見交換会での意見、アンケートの結果を踏まえてまとめたもの。
提供:建通新聞社
(2019/6/19)
建通新聞社 静岡支社